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ラジオは何故面白くないのか?(25)

Ippeichan (2010年6月15日 20:23)  |   |  コメント(0)  |  トラックバック(0)

「RADIO―i」赤字拡大で終了へ 東海唯一の外国語FM局

外国語FMラジオ放送局の愛知国際放送(名古屋市)は15日、
今年9月末で放送を終了すると発表した。累積赤字が膨らみ、
事業継続が困難となったため。今後、放送局の免許を返納する手続きに
入り、年内にも会社を清算する方針。東海総合通信局によると、
規模の小さなコミュニティーFMを除くテレビ、ラジオ局の廃止は
全国初という。  010年6月16日 朝刊 中日新聞


ここに来て、ついに放送局が廃業を選ぶという時代になりました。
このニュースは正直なところ非常に驚かされました。

この半年、どのラジオ局担当者からも異口同音の声を聞きます。
それは、「作る人も売る人もラジオが好きでない人が増えた」こと。

これを正確に言えば、「ラジオを知らない人」が作って売っているとのこと。


確かにそうだ。


他局の40歳代近くのスタッフからも同様の声を聞く。
20歳代が知らない、作らない、売らない。みたいな感じ。。。

さて。
これは若い連中がダメなのか?


それは違うと思います。
まずは、今まで放送してきたコンテンツをデータベース化せず
適当に流して、後世に音の歴史とノウハウを残そうとしなかった
ことに原因があると考えています。

そして、若くて新しい取り組みをせず、半年ベースの編成方針で
番組の看板だけをコロコロ変えつつも、基本的な放送方法と
コンテンツ制作方法、リスナーとの交流方法を変えず増やそうとも
しなかったことに原因があると言えます。

つまり制作者と共に老いたのです。ラジオは。

若返りを図ろうとする人は多数います。
イノベーションを起こそうと取り組んでいる人もいます。

僕もその1人だったという自負はあります。


それでも相変わらず心のどこかに配信する側と売る側に
「人気があるはず」「聞かれているはず」という
「はず」病が宿っています。

ITを使って接触頻度や効果測定が簡単にできる時代になっても
前時代的なコンテンツ作りと、効果測定(とも言えない勝手な自尊心)を
続けて、結局は衰退していると考えます。


特に最近はラジオ番組やパーソナリティがツイッターを始める
ケースが多いのですが、フォロー数は、ブロガーやIT関連者の方が
圧倒的に多いのが事実。

「ラジオリスナーと、IT利用者はターゲットが違う」と未だに
寝ぼけたことを言うラジオ関係者も多いですが、それも違います。
放送局が、ひたすらITから逃げて、ITに親和性がある人を
ラジオから排除した結果に過ぎません。

チャンスが何度もあったのに、知識を増やすことと新たな投資を
行わないまま、2010年を迎えてしまった結果が今のラジオコンテンツの
魅力の低下ではないかと考えます。

Radio-iの事例は、新時代の始まりです。

今後ラ・テ兼営局のラジオテレビ分社が始まろうものなら
この減少はなおさら進むでしょう。

音声コンテンツは今も最高に面白いものが沢山世の中にあります。
ただ、ラジオ放送という媒体プラットフォーム(コンベア)への
魅力が大幅に消えています。


さて、各局。
これから誰が猫に鈴を付けて、新しいコンセプトを立ち上げ
事業を実行するのでしょうか?

あまり期待はできませんが。

ラジオは何故面白くないのか?(24)

Ippeichan (2010年2月12日 14:17)  |   |  コメント(0)  |  トラックバック(0)
大手民放ラジオ13社、ネット同時放送解禁へ

ついに来ました!って感じですね。

奇しくも、各社の足並みがそろっていなかったはずが、
100年に1度のド不景気による業績悪化により、踏み出すことに
なるとは...。

県域放送が原則であったラジオのビジネスモデルは、結局はこれで
崩壊することになるでしょう。聴取率は指標として全く意味をなさなくなります。

元来聴取者が好き好んで聞く放送は、今後webを通じて聞かれることが
増えていくことになります。昔は有線放送の役割だったのが、いまや
インターネットに接続したPCで、世界中のラジオを聴けるわけですから。。

となると、ハード等の制約条件やデジタルデバイドといった年齢格差・所得格差を経て
「ラジオしか聞けなくなる人」しか、ラジオの聴取者足り得なくなります。
いよいよマスメディアでなくなるわけですね。

今までと同じ方法で番組を作り続けていると、結局は聴取者が日を追うごとに
離れていくことにしかつながらず、その歯止めを利かすことすらできないのが
今の地方ローカル局のラジオではないかと。。。。

実はこのことは、7年ほど前から予見できてたことであり、
対策を講じていた局は少ないながら存在はしています。
少なくとも私自身は2局程は知っていますが。。。

慣れ親しんだ媒体の価値が下がることは悲しいことです。
ただし、これはラジオ媒体(ローカルの)の価値が落ちることで
ラジオコンテンツ(いわゆる音声コンテンツ)はむしろ価値が上がることになります。

そういう意味では、競争にさらされる方が、聴取者的には
幸せなのかもしれません。

さて、そうなると、どこでどのように広告効果を出せる仕組みを
クライアントに提供するかが勝負になりますね。いろいろ腹案はありますが。。。


INSPiのレディオ☆プラザ

Ippeichan (2009年10月 5日 21:09)  |   |  コメント(0)  |  トラックバック(0)
本日から、ホスピタブルが担当する新番組が始まりました。

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クロスFM 17:47~17:57 月~金(10分番組)
福岡 78.7MHz/北九州 77.0 MHz/行橋 87.2 MHz/久留米 86.5 MHz/大牟田

日立の「♪この~木何の木~」を現在歌う
アカペラグループであるINSPi(インスピ)による
ラジオドラマならぬラジオミュージカルです。
お知らせはナベプロさんのサイトにもございます。

ラジオドラマが面白さを増してきていますが
今回はローカルながらも全国的に前代未聞の
ミュージカル仕立てとなっています。

舞台は九州博多にある、とあるホール(パチンコ屋店)。
笑いあり・涙ありのヒューマンコメディを繰り広げます。
そこで働くメンバーと常連さんとを中心に
繰り広げられるラジオドラマですが、
アカペラグループであるがだけに
途中で歌もてんこ盛りです。

秋の夕暮れに聞くにはかなり
聞きやすくしかも笑える内容になっていますので
どうぞお聞きくださいませ。

ちなみに今回の制作はすべて東京にて行っております。
福岡ではなかなか聞けないクオリティですので
その辺含めてお楽しみくださいませ。

放 送 局:cross fm(福岡県)
放送日時:月曜日から金曜日 17:47-17:57
企  画:松清一平(ホスピタブル)
脚  本:大隈いちろう
制作演出:縫崇(SEVEN
制作技術:女鹿田陽(メカデン)

本番組についてのお問い合わせは、本サイトの「お問い合わせ」よりお願い致します。

ラジオは何故面白くないのか?(23)

Ippeichan (2009年8月11日 10:31)  |   |  コメント(0)  |  トラックバック(1)
私事ですが、
「屋台を韓国人観光客にも楽しんでもらおう」というテーマで
あす・8月12日(水)ラジオ第1 午後9:30~9:55に出演します。

全国放送です。

ne_0908_01.jpg

「全国放送で流していいのか?」と思えるくらいの
「博多弁丸出し」の放送です。途中、小松親分と盛り上がって
ちと品のない話もしちゃいました。
どの程度、NHKさんが許容してくれるか?にかかっているのかな?


さて。
この放送の収録ですが、お写真のとおり
ラジオなのにセットがあり、収録も「公開」でした。
一般のリスナーさんが聞きに来られている
目の前でトークをかましました。


さすがNHKです。

翻って民放。今、ラジオ媒体は他のマス・メディア同様(もしくはそれ以上に)
窮地に立たされております。

長年この業界に関わってきた一人として、どの程度の人が問題意識を
持っているのだろうか?という心配に対し、現場でその気持ちが沸々と
現れ、かつ新しい媒体にしようという動きがあるか?と言われたら、
あまり無いのが現状かと考えます。

実は私がよく仕事で関わります、ラジオNIKKEIのwebmasterさんが
今月に入り、問題提起のブログをシリーズで書いておられます。


冒頭でwebmasterさんは
>1つ言えると思うのは、世の中が大きく変わったのに、
>ラジオはあまり変わっていないこと。
>もしかしたら、それにうすうす気づいていたとしても、
>本気で気づこうとしなかったこと。
>そして、それが、もしかしたら僕ら置いてきぼりになっちゃったかもと
>今(今頃?)やっと気づいたこと。
>でも、その解決策はすぐには分からずに、気はあせるばかり・・・。
>こんな感じじゃないのかなと思います。

こう綴っています。
まさにその通りと感じます。
特にローカル放送局は県域において寡占~独占状態です。

従って競合が少なく、まぁなんとかやっていけるだろうという
非常に甘い考えを持っています。(持ってしまいます)。
そしてその中でのシェア争いをするために、近視眼になります。

ちなみに福岡においても顕著な動きがあります。
6月に実施された聴取率調査の結果を拝見しましたが
やはりSIUが落ちています。それも格段に。

媒体に接する「総数」が大幅に減っているのです。
その母数が減っている中でのシェア争いは、意味を成しません。
母数が減れば減るだけ、1人の聴取者が聴くか聴かないかで
得られる聴取率の標準偏差が大きくなるからです。


「100人しか聞いてない媒体の1%と1000人が聴いている1%が同じか?」という議論。

今、本当に転換期です。
でも目の前の売上目標がクリアされると、それで社員一人ひとりが
ラジオの場から去りテレビへ行くいうパターンが多いのが日本の現状。
ラテ兼営局が多いからですね。

そうやって先送りされ続けて50年。

どうなったら変わるのか?というか変わらないことを選ぶことも戦略ですが
果てさてそれで営業ツールとして売れる媒体になり続けることができるのか?

媒体のレゾンデートルが問われる今だからこそ、
どんなコンテンツを媒体で提供し、どんなサービスを誰にどうやって
提供し続けるのかを、定める時期に来ていますね。

本当は7年前から僕らが言い続けてきたことですが。


ラジオショッピングの効果

Ippeichan (2009年3月27日 13:26)  |   |  コメント(0)  |  トラックバック(0)

昨年10月からお世話になっていました

海正堂ラジオショッピングが、ひとまず本日をもって

終了いたしました。RKBラジオにて毎週金曜日に

放送を行っていました。

 

さて。

今回は放送局のコンテンツ(なのかCMなのかは別の時に...)で

顕著な存在になってきましたショッピング(通信販売)について

考えてみたいと思います。

 

今回、私が海正堂さんへお願いした内容はいくつかあります。

その中でも同意を得られ、かつ実現できたのは...

「まず面白い内容であること」

 

ではどうやったら「面白く」なるのか?小手先のギャグなどではありません。

「本人が出ること」「リアルな内容を直接話すこと」です。

要はプレゼンテーションの場です。これを他人に任せる仕組みでは

お客さんは当然買いたいものであっても買おうという気持ちは半減します。

 

同時に「面白さ」を助長するものは「品揃え(MD:マーチャンダイジング)」です。

MD力に乏しいラジオショッピングはさすがにお勧めしづらいです。

リスナーは毎日放送を聞いています。毎日同じものを紹介されても

嫌悪感が出るばかりです。つまり「お楽しみ」であってほしいのです。

ラジオショッピングって。「お楽しみ」であるためには、そこに生活観や共感が

伴わないといけないわけですね。

 

通信販売を行う業者さんも、媒体を売る側の立場の人も、このラジオ媒体が

直売にどのような特徴を持ち、効果があり、今後の通信販売にどのような

効果や影響を与えるのか?を深くしっかりと理解しないと意味がありません。

 

今回の海正堂ラジオショッピングは、最終回だからというわけでもありませんが

私が報告を受けている限りで900件以上の注文電話が入ったとのこと。

福岡という500万人程度のマーケットで、瞬間的な通信販売のコンテンツで

これだけのレスが入ることは僕の知る限り前例がありません。

 

この半年間で、7分で完売、注文300件強など、週を重ねるごとに

前例無き実績を積み上げてきましたが、ある意味有終の美を飾れたと

海正堂さん、ならびにホスピタブル自社自身も自負しています。

 

とにかく。

「媒体力が落ちた」と簡単にメディアを見てはいけません。

私が思っていることは「媒体を扱えるだけのノウハウを持つ人が減った」ということ。

扱い方で、媒体はどうにでも化けます。だからこそ「見極め」が大切。

「やり方」が大事。そしてそのノウハウの継承が重要です。

 

放送局の中には、この最も重要な部分を削ぎ落としているところもありますが。。

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