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オモヒノタケ(since 2004) 社長のブログ

2011年5月アーカイブ

「結論」と「結果」とは何が違うのか?

Ippeichan (2011年5月29日 12:42)  |   |  トラックバック(0)
失敗の本質―日本軍の組織論的研究 (中公文庫)
戸部 良一 寺本 義也 鎌田 伸一 杉之尾 孝生 村井 友秀 野中 郁次郎
中央公論社
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だいぶ前の話ですが、原発事故が起こってからにわかにこの本が
着目されたことがありました。

著者の1人は、あのSECIモデルで有名な野中郁次郎先生。
かつてQBSの教科書としても出していただいこともあり、人生で
数度読んでいる本の1つです。

この本にも指摘がある日本軍とアメリカ軍の思考の差異は、戦後70年経っても
日本人・日本企業・日本社会にあてはまる要素が多すぎ、そのしわ寄せが
私たち現代の日本人の若い人々を中心に増えている気がしてなりません。

基本的な差異の1つとして同著では論理思考法を指摘していました。
日本は帰納的、アメリカは演繹的 なのです。
帰納的思考とは、Aが起こった、Bが起こった、Cが起こった... だからそうなるだろう。。
みたいな思考だと思えばいいかな?結果重視・実績重視・でも最後はなんとかなる。
そんな雰囲気・空気を重視。だからわかったな!?お前ら。そんな思考。

空気を読むなんて言葉は既にこの本でも指摘がありました。
決断の判断材料は「お上・前例・横並び」。

他方のアメリカ軍は演繹的。仮説・検証・理論構築・現場落とし込み。
だから新しいものが生まれてもロジックが成立してたらすぐ受け入れる。
「お上・前例・横並び」とは真逆の理論。
行動する前に「結論」を出すのが、演繹的ではないかと考えます。

漫然と行動したりすることで結果を待つという思考が
日本国内には蔓延しています。そしてこの結果重視思考の人に
必ず見られる傾向に「セルフ・サービング・バイアス」が見られます。
文字通り「自分を擁護する偏り」とは、自分が成功したら自分のおかげ、
自分が失敗したら「人のせい」「世の中のせい」にする傾向です。
SWOT分析のSとTを持ち出す人ですね。しかも言い訳は「結果」が出た後。

「結論」と「結果」の根本的な違いは「結論」とは行動する前にほぼ出せることです。

私がよく社員に出す例は
「美味しい天ぷら屋さんを見分けるためにどうやって結論を出す?」か。

「結果」を出すには「食べてみなけりゃわからない」ですが、
そこにいきなり時間とコストをかけるのは、私に言わせれば単なるアホです。

「結論」は情報を取れば先にわかります。
その前にその「取るべき情報」で「美味しいと予測できる指標」たる仮説を
立てることができるはずです。


新しい仕事へ乗り出すにあたり、自分の扱う商品を理解していなかったり
商品の生まれた背景を知らなかったり、販売する対象市場を理解していなかったり
することは、訓練せず徒手空拳で戦場に降り立つようなものです。
守るものは何か?えるべきものは何か?そのための武器は何か?
ここを知らずして自分の仕事の結論を導き出せるわけがないでしょう。

ビジネスマンにとっての武器は、まず何と言っても数字です。

評価も結果も結局数字で表されてしまいます。そして数字は残酷です。
そして数字は素直です。
だからその数字に結果だけを叩きつけられるよりも、あらかじめ自分の中で
「仮説」「検討課題」「結論」「方向性」そして「目標」を数値で持つことが
ビジネスマンの必須条件だと考えています。
この思考がない人を僕はサラリーマンと呼んでいます。

目先の結果ばかりを重視した施策のなれの果てが、
我が国の1000兆円の借金であり
進まない景気対策であり、復興施策なのかと考えます。
みんな人のせい・地震のせいにするから。

自分の子孫に「日本の地に立つこと」を勧められるようになるのか
はたまた「流浪の民となること」を勧めることになるのか?

悪習の打破と思考方法の変革を起こさぬ限りは、
自身も企業も国も未来が見えなくなる恐れがあります。


北海道新聞にて掲載いただきました

Ippeichan (2011年5月13日 15:28)  |   |  トラックバック(0)
さて、先般4月に実施した調査結果を
メディア各社の皆様へご連絡いたしましたところ、
福岡から遠く離れた北海道の地元新聞、北海道新聞様が
興味を持っていただけたようで、このたび掲載に至りました。

2011_05_04_hokkaidou.jpg














































































































調査結果をそのまま読むと、日本人からすれば
「そりゃねーだろ!?」と、ちょっと失望してしまう気持ちもあると思います。

しかし、私たちが逆の立場だったら、どうでしょうか?

深い関心がなければ、場所なんて...と思いませんか?
だからこそ日頃から、私たちは「場所」のPRが大事なんです。
そのPRはブランド化でもあります。

北海道のブランド化、九州のブランド化、
商品を売ったり、観光をPRするのに超重要です。

自分たちがついつい知っている場所のPRなので
情報が不足することがしょっちゅうです。
こういう有事にこそ、冷静に考えて反省する必要があるのでしょうね。

日本での大地震と原発事故の認知と日本商品・旅行購買動向調査 その2

Ippeichan (2011年5月 4日 17:50)  |   |  トラックバック(0)
世界各国から我が国へ寄せられた浄財は、
台湾130億 中国3億 韓国16億 米90億などと報道されています。

台湾からの義援金の集まり方は、歴史的背景も去ることながら
記憶よみがえる時期に、台湾で同様のような地震があったことも
上げられるかと思います。
情けは人のためならずとはこのことを指すのでしょうね。

さて、案外知らない人が多いかもしれませんが、
韓国は地震がほとんど起こりません。
統計を持っていないので数値で表現できませんが
私の記憶が確かなら、2006年3月20日に釜山で揺れたくらいじゃないかな?
なぜこの日を覚えているか? 福岡で起きた西方沖地震の日だからです。
確か釜山は震度4だったかと。。。

だから、津波や地震って映画以外で見たことない人がほとんどなはずです。
そんな背景がある中で、韓国の歴史上では最も義援金が集まったという
今回の日本の災厄ですが、さていったい韓国4800万人の人口のうち
いったい何割の人が義援金に協力して下さったのでしょうか?

この数値も今回の調査で調べました。結果はご覧のとおり。

n=720 韓国における日本への義援金協力に関する調査


2011_05_q_001.jpg


ここで私たちが注目したのは「これからしたい」と考えている人が40%程度、
そして「協力しない」と明言した人が30%という数値です。

今回の災厄にまつわる韓国国内の特徴は、日本の非常時と結構似ていて
一部の声の大きい人や、メディアに影響されやすい(つまりバイアスのかかりやすい)人が
拒絶反応やパニック感情を表している点です。

40%の「今後する」層は、様子見です。
周りの声や目が怖い...、気になる...。でも本心は協力したい。
そんな方々を指しています。声の大きい周囲の人を気にして
自分の取りたい行動に出られない人は日本にはたくさんいますが
隣国にだって4割いるんですよ。
韓国人は自己主張が激しいなんてイメージ持っている人が多いですが
データは必ずしもそれを否定しています。

一般的に情報リテラシに乏しい人ほど、感情的な声を上げる傾向がありますが
今回は他のアンケート結果との解析を見る限りにおいて韓国では
明らかにこの30%が「声の大きい感情的層」だと私は推定しています。

日本国内のメディア・右左翼層・先入観を元来持つ人々を見ていると、
とりあえず嫌韓・嫌中を謳う傾向がより強く感じますが、私たちは
常に「国」で一緒くたに扱う意見を、非常に短絡的かつ軽率とみています。
これらの先入観の対象は、データに出ている30%ではないでしょうか?

有事の時こそマーケットを冷静にデータで捉えないと、
私たちの大事なお客様たる、残りの70%を見失う恐れがあります。

日本の商品やサービスに対する顧客分析をこの場でするならば
今回義援金に協力して下さった27%の方々が、我が国の商品に関する
アーリーアダプターであると捉えてもよいのではないでしょうか?

한일 日韓 Fun Network

Ippeichan (2011年5月 2日 18:57)  |   |  トラックバック(0)

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