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事業ポートフォリオとメディアの独立性

Ippeichan (2005年5月 4日 23:56)  |   |  コメント(0)  |  トラックバック(0)

さて先日のことですが,とある飲み会の場で,ある方からこんなことを言われた。


「ippeichanさぁ,どうでもいいけど,アノ宗教団体のCMだけはどうにかならんとね?」
と。


アノの中身をご理解いただける方には,わかるかと思います。
まぁあまり大きな声で赤裸々に語れるネタでもないので,この団体についてはこのあたりで。


それにしても。
放送局をはじめ,メディアっちゅうのはNHKを除いて「広告収入」に,ほとんど頼って
会社の経営を成立たせているのも現状なのです。


特にテレビ・ラジオの場合は免許事業であるだけに,出稿料もハンパではありません。
ハンパではないとは,どういうことかといいますと,
金を出す側ももらう側も,一大事なので,ひとたび営業関係が成立すると
「発言権」が強くなります。


「このスポンサー様がおっしゃっているのですよ!」というツルの一声で
前例がなかった許されざることが,平気で許されてしまうことがある。


簡単に思いつくのは某消費者金融あたりでしょうか?


で,万が一この大スポンサーさまが「悪いこと」をされたとします。
報道機関である放送局は,この悪事を暴いて放送せねばなりません。
各局へ均等に出稿しているスポンサーだったら,放送局側もある程度の談合を行い
統一して対応することもあるでしょう。一時的に出稿が止まってもいいたい!とかね。


ところが。
ある放送局にだけ大きな出稿をしていたスポンサーだったら。。。
その放送局は大混乱でしょうね。


報道機関としてこの悪事を暴露せねば!他局はそのニュースで視聴率も上げている!
でも,ウチでそれをすると。。。。億単位の出稿が止まって,収入が激減する~!ってね。


いつも思うんだけど,こんなことでメディアの独立性って保てるのか?
公共的な側面もあると建前では言うけど,誰の利権を守るか?という論理が
常に放送局のカネの論理で左右されていること自体が,問題じゃないかなぁ?


国民の「知る権利」っていう話なんか,最近ぜんぜん注目されてねーもんな。
いわゆるホンネの部分がインターネットで暴露されてしまう昨今だけに
「建前のニュース」を流して知る権利を操作し,さらに自社の利益を優先させる態度を貫くと
やっぱりメディアの信頼を損ねないかな?


で,思うのですけど。。。


放送局の事業そのものにポートフォリオを組む考えを導入しないと
メディアの独立性を保てないのでは?と思うのです。


報道であるスポンサーをたたかないといかんとき,
「どうぞ!タタキなさい。収入は気にすんな。○○と××の収入が磐石だからな」
なーんてことを,さらっと言える経営者がいないといかんちゃないかな?


広告収入に頼り過ぎない,3分割収入ポートフォリオが放送局にあれば
何が起ころうと,思い切った行動を取れるのでは?と思うのです。


僕のような若輩者が言うことではないかもしれませんが
「本業の質」を守るための収益確保手段を複数持つことって,放送局の目下の責務じゃないかな?
どうせこれから広告収入も落ちるんだし。


今のうちから,考えておいてほしいもんだ。でなきゃ,つぶれちまうど。

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カテゴリ: 放送局裏話

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